ロトチェンコTシャツ

不思議なものだ。5、6年前、縫製の技術を習得しても日本にその仕事自体が無くなると言われた、その時に職業訓練校で縫製を学んで、今、10万ほどの月収の半分は、縫製で稼いでいる。仕事自体は無くなる気配がない。
「仕事が無くなるならやっても仕方がない」と考える人が増えるだろうから、あえて多少なりともニッチに稼げるんじゃないかと思った、読みは中った。ミシンがあれば最悪、生活保護を受けながら内職とかもありだろう、ぐらい損にはならないと踏んだ。
物覚えが悪く、手先は不器用で、ファッションにもブランドにも興味の無い私にあったのは、「ユニクロは死ね」「脱・MADE IN CHINA」の執念だけで、今日に至る。「脱・MADE IN CHINA」の方は、逆に中国の人に脱帽することになったが、「ユニクロは死ね」は健在である。

ユニクロさまには、感謝のことばもございません (2013/08/19)

そのユニクロが、ロシア構成主義の巨匠アレクサンドル・ロトチェンコのTシャツを売り出した。



4月10日はダンナの誕生日で、私の方が本来何か贈り物をすべきなのだが、高卒の初任給のような給料で働くダンナの方が買ってくれるというので、この共産趣味的なTシャツをば、ネット通販で買ってもらった。


女性用二枚とユニセックスのやつを一枚買ってもらったのだが、商品が到着して、蓋をあけて、見て、触って、まず感じたのは、ものすごい「金返せ」感である。

いやいや、私がこの数年、ユニクロの店舗の敷居を跨がなかったばかりに、ユニクロの商品の劣化がここまでとは想像がつかなかった。ユニセックスの方は、まぁふつうなのでともかく、レディースの方は一枚1500円は、ぼったくりすぎだろう。ロトチェンコの柄のデザインを含めても、せいぜい500円。生地がスケスケのペラペラ。これはネット通販の写真ではわからない。アコギな商売だ。消費者をバカにしすぎで、たまげた。それより、ロトチェンコが泣くわ。
それでもユニクロをチヤホヤ甘やかす人たちがいるから、ユニクロは安泰だろう。いやホント、最低だ。

ロトチェンコのこの柄↓が無かったのが残念。まぁ、これだったら生地がたとえペラペラでも賞賛ものだった。
これは禁煙の広告などではなくて、ゴム製の赤ちゃんのおしゃぶり用の広告なのだが、「これより良いおしゃぶりはない」とか書いてあるらしい。(


生地のスケスケのペラペラ具合は、私がソ連崩壊時に、怪しげなロシア人から購入したTシャツにも似ているから、実に共産趣味的である、といえばそれまでなのだが、あのTシャツでさえ当時100円だった。見よ、このシブいデザイン↓。


まぁ、私が「ユニクロは死ね」と思う以前、ユニクロもマトモな良品を作って、良心的な価格で売っていた時代もある。野茂が活躍した時の「スヌーピー野茂T」は、私は傑作だったと思う↓が、しかし昔の話だ。

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