『悪魔の飽食』が読めない



新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像!』。ミステリーやサスペンスに興味が無いので、森村誠一の著書を手に取るのは初めて。
最近、731部隊のことが頭から離れない。我ながらテンションに似合わない、胸糞悪いノンフィクションを、よりによってなんで今紐解こうというのか。

これを夜中に読んだら、私はまた発狂するんじゃないか、と思いつつ読むと、やっぱりヘンな声が聴こえて眠れなくなった。ヘラヘラ笑いながら読めばいいかな、と試してみたが、やっぱり「マルタ(丸太)」では笑えない。
昼間に本を読むような時間はなかなかないし、いつ読もう。読めるかな。

これだけ私に拒否反応が出るということは、731部隊はやったらいかんやつのオンパレードをやったのだろう。
実際、合唱組曲「悪魔の飽食」だけでもうおなかいっぱいなのだが、しかし私がこれを手に取ったということは、この本の中に、私が出会っておくべき何かの回答があるのではないかと思うのだ。そうであってほしい。

が、仕方がないので、それは脇に置いて、近頃日課になっている『スッタニパータ』を紐解いた。
ちょうどブンナカさんという学生が、ブッダに質問をしているくだりだった。

およそこの世で仙人や常の人々や王族やバラモンが盛んに神々に犠牲を捧げましたが、祭祀の道において怠らなかったかれらは、生と老衰をのり超えたのでしょうか?…

ブッダは応えて曰く、

ブンナカよ。かれらは希望し、称賛し、熱望して、献供する。利益を得ることに縁って欲望を達成しようと望んでいるのである。供儀に専念している者どもは、この世の生存を貪って止まない。かれらは生や老衰をのり超えていない、とわたしは説く。





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