太った。

今年に入ってから、いきなり10キロも太った。

私以外のきょうだいたちはヘルニア持ちで、私も気をつけなければならない。そのために、私は太っている場合ではないのである。
10キロの鉄アレイの重さを考えてみるといい。あの10キロが私の肘、膝、腰、関節に負荷をかけるようになれば、私もヘルニアでやられてしまう。しかも、金持ちエリート気取りの高学歴の姉と、親に甘やかされて育った弟は、ヘルニアになって倒れても手術をする余裕があるが、生まれてこなければよかったどうでもいい二女の私には、ヘルニアの手術をする余裕などどこにもない。

それで、私だけはヘルニアになるわけにはいかない。にも関わらず、中年を過ぎ、いよいよ家系のデブの遺伝子が猛威をふるって私を蝕みはじめている。
今まで私が太らなかったことは、ある種の奇跡だったのだ。
私は自動車の免許を持っていないので、移動は基本自転車である。週に3回は自転車で片道三十五分かかる職場に通勤する。よく動いている方だと思う。

こんな暮らしだから、まさか太るとは思いも寄らなかった。
そうして5月から、週2回のペースで30分のジョギングを自分に課した。
およそ時速8キロのペースで、ジムのランニングマシンを使って、にも関わらず体重はまったく変わらない。若い時分なら、そんなことをすれば、すぐに痩せた。中年になる、ということはこういうことか。

いやあるいは、こんなに急激に太るのは、もしかして甲状腺に何か問題があるのかもしれない。そう考えて、久々に献血に行ってみた。血液検査の結果、異常があるか、無いか。

成分献血をしている間、昼寝をしていた。目が覚めると献血が終わっていたが、いつものことだが血圧が低くて、「しばらくこのまま安静にしていてください」と言われ、安静にしている間にテレビでリオ・オリンピックの女子48キロ級重量挙げを観ていた。「こんなマッスルな映像を観ていたら、すぐに血圧が上がりますよ」と言って、測ってみると、言ったとおり血圧の値が正常になっていた。

献血のスタンプが10個たまったので、景品のカンパンを貰って、電車に乗って、降りるときに、せっかく貰ったのに忘れてきた。

人より食べすぎているという意識もなく、いったいなぜ太るのか、見当がつかない。

もうひとつ考えられるのは、失業してもうすぐ一年になるダンナが主夫をしていて、この一年ほどは基本、ゴハンはダンナが作っている。失業前の前職で激痩せしたダンナが、体重を戻してきている。

それでも、私は人より食べすぎているという意識もない。

ダンナに「デブ」と言われると、ムカつく。
無職でハゲのダンナが、私に当てつけるように「デブ」のモノマネをするのが、ムカつく。

あと、考えてみたら、ブログを書かなくなって、太りはじめたような気もする。

コメント